専門大学院の専門資格取得率は決して高くない。制度上の問題もあるが、それ以上に学生自身の意識が低いのではないか。

知りたい!専門大学院ってどんなところ?
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専門大学院で資格を取ることは難しい?

大学院に通う目的にはいくつかあると思います。将来研究者を目指すため、就職活動のモラトリアムのため、そして資格を得るためといった感じでしょうか。資格にしぼって話をすれば、昨今、専門大学院のニュースをよく見かけます。専門大学院とは特定の資格や技能の習得を目的とした大学院のことです。代表的なものとしては法科大学院でしょうか。将来法曹界で働く人材を育てることを目的にする大学院です。そのため主な授業内容はもちろん司法試験に合格するためのもの。一時期多くの大学で鳴り物入りで開設が進みました。それが最近定員割れを起こす大学が増えているらしいとのこと。最近よく聞くニュースとはまさにこの法科大学院のこと。しかし法科大学院のニュースは全体像の一部でしかないのかもしれません。成立の過程や日本での大学院のあり方を見ていくと、様々な問題が見えてきます。

大学院、特に文系大学院に日本が行政として力を入れ始めたのは数年前のこと。研究職に就く人材を育てることでグローバル競争に勝っていくとかなんとか、そんな目的だったと思います。並んで日本の国民あたりの弁護士数が他国に比べて少ないというデータがあり、そんな時流にのって法科大学院を開設する大学が日本中に出てきたわけです。不況による就職難もあったのかもしれません、当時の法科大学院はバブル的な盛況だったように思います。しかし、計画されたように司法試験の合格者を増やすという結果にはならなかったようです。一部では法科大学院という組織自体が習熟していないからだという議論もあるようですが、個人的には完全に学生側の意識や能力の問題だと思います。私も大学院(法科ではない)に進みましたが、文系大学院の場合、就職のモラトリアムとして考えている学生がとても多いのが現状です。一方で意識の高い学生もいる。法科大学院も同じような状態。つまり意識の高い学生は法科大学院に通うことでしっかりと司法試験をパスしていくわけです。

法科に限らず、文系院生の就職難が報道されていますが、このような現状をいったい誰の、または何のせいにすべきかは難しいものです。今は間口の広がった大学院が再び間口を狭めているようですので、あるところでいわゆる需要と供給のバランスが保たれるのかもしれません。そのような意味で今が過度期なのでしょう。

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